障害者手帳の種類と役割
障害者手帳は、障がいの種類や程度に応じて交付されるもので、大きく以下の3種類に分けられます。
身体障害者手帳
身体障害者手帳は、視覚、聴覚、肢体不自由、内部障がいなど、身体に障がいのある方に交付される手帳です。等級は1級から6級まであり、障がいの程度によって区分されます。
療育手帳
療育手帳は、知的障がいのある方に交付される手帳で、各自治体によって名称や等級の区分が異なります。例えば、東京都では「愛の手帳」と呼ばれ、**1度(最重度)から4度(軽度)**に区分されています。
精神障害者保健福祉手帳
精神障害者保健福祉手帳は、統合失調症、うつ病、てんかんなどが対象となります。等級は1級から3級まであり、障がいの程度によって区分されます。
これらの手帳を所持することで、各種福祉サービスや支援を受けることが可能です。
障害年金の概要
障害年金は、病気やけがにより生活や仕事に制限が生じた場合に支給される公的な年金制度です。初診日に加入していた年金制度によって、障害基礎年金と障害厚生年金の2種類に分かれます。
障害年金の対象となる障がいには、外部障害(視覚、聴覚、肢体など)のほか、内部障害(心疾患、腎疾患など)や精神障害(統合失調症、うつ病など)も含まれます。
介護保険制度とアートの関わり
近年、介護保険制度を活用したアート活動の推進が進められています。
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デイサービスや福祉施設でのワークショップ
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アートを活用したリハビリテーション(手先の運動機能向上、認知機能の維持)
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アート作品の展示・販売を支援する制度の整備
アートの輪などのプラットフォームを活用することで、障がい者の社会参加が促進されています。創作活動を通じた自己実現や経済的自立の機会が広がっています。
関連リンク
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障害者芸術文化活動普及支援事業
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日本財団DIVERSITY IN THE ARTS
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国際障害者交流センター(ビッグ・アイ)