障害年金相談事例:双極性障害(手帳2級)の受給可否と遠隔地での相談困難

 

相談概要

  • 背景
    • 30代・女性。
    • 双極性障害による精神障害者保健福祉手帳2級を所持している。
    • 未就労状態で、障害年金の受給が可能かどうか知りたい。
    • 社会保険労務士に遠隔地から連絡したものの、メールがうまく届かず、詳細な相談内容の確認が進まなかった。

主な悩み

  1. 障害年金の受給資格
    • 自身の双極性障害(手帳2級)が障害年金の等級に該当するかどうか、具体的に知りたい。
  2. 遠隔地ゆえの相談の難しさ
    • 居住地と社労士の事務所が離れているため、直接面談が難しい。
    • メール連絡もうまく行かず、詳しい状況を伝えられないまま支援が中断してしまった。

留意点

  • 診断書の内容と日常生活の支障度合いが重要
    • 双極性障害では、主治医の診断書で生活上の困難度がどの程度か具体的に示すことがポイント。
  • 遠隔サポートの可否
    • 直接会えない場合でも、オンライン面談や電話相談など代替手段の有無を事前に確認する。

回答・アドバイス

  1. 専門家に再度連絡を試みる

    • メールエラーが続く場合、電話や別の連絡方法(SNSやオンライン会議ツールなど)を模索するとよい。
    • 直接相談が難しくても、書類のやり取りや面談をオンラインで対応している社会保険労務士もいるため、探してみる価値がある。
  2. 診断書と初診日を確認

    • 障害年金の審査では、11初診日と22保険料納付要件、33障害の程度を示す診断書の3点が重要。
    • 双極性障害の症状をきちんと記載してもらえるよう、主治医との連携が必須。
  3. 他地域の社労士・支援機関の利用

    • 遠隔地のため相談しづらい場合は、障害年金に詳しい別の社労士やNPO・支援団体などを改めて探してみる。
    • オンライン対応を実施している団体もあるので、地域にとらわれず広く情報収集を行う。

まとめ

 

本事例では、双極性障害(手帳2級)の方が障害年金の受給を検討していたものの、遠隔地に居住し、メール連絡も不安定であったことから相談が中断してしまったケースです。障害年金の申請には、医師が作成する診断書や初診日の証明などが必須となります。遠方の場合でも、オンライン面談や書類郵送などで対応可能な社会保険労務士や支援団体を活用し、諦めずに新たな連絡手段を確保することが重要です。早めに主治医や専門家と相談して準備を進めることで、障害年金受給の可否をより確実に判断できます。


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