障がい者のアート活動自体を支援する活動をしているアートの輪プロジェクト(一般社団法人障がい者アート協会(以下、「障がい者アート協会」)と株式会社MOGUが協働)と埼玉県春日部市の大規模ショッピングモール「イオンモール春日部」がコラボレーションし、館内の工事用仮囲いに障がい者アート作品を使用したアートギャラリーを展開する取組み「まちかど障がい者アートギャラリー」を11月に実施する。
まちかど障がい者アートギャラリーの取り組みは2017年より全国にて行われているが、主に屋外の工事現場の仮囲いが対象となっており、屋内での実施は日本初となる。
無地や無塗装のものが多い館内の工事用仮囲いに障がい者アート作品を展示することで、イオンモール春日部を訪れる人たちに楽しんでもらうだけではなく、アートの輪プロジェクトの取り組みである「障がい者のアート活動支援」についてより多くの人々に知ってもらうことが期待される。
障がい者アート協会は、2015年12月の発足以来、創作活動を続けながらも作品発表の機会に恵まれない障がいのある人と、社会貢献活動として障がいのある人を支援したい企業・団体とをつなぐ活動を行っている。また、デザイン会社MOGUと協働し行っているアートの輪プロジェクトを通して、障がい者アートの認知を進め、支援者・愛好家を拡大することで、より多くの、障がいのある人がその活動を楽しみ、あるいはその才能が創作の翼を広げ、社会とのつながりの実感の中に、充実した日々を送れるように、その仕組みづくりを続けている。
今回のイオンモール春日部でのまちかど障がい者アートギャラリーでは、福岡県の障がい者アーティスト、KOUSUKEさんの作品をアートの輪プロジェクトの株式会社MOGUがリデザインした作品を展示する。
■展示日時:11月13日(火)~12月下旬(予定) 10:00~21:00
■展示場所:イオンモール春日部 2Fユニクロ横
■内容:KOUSUKEさんの作品5点
「KOUSUKE」・・・福岡県出身。知的障がいを伴う自閉症を持つアーティスト。現在、福岡市の工房まるに通所しており、そこで毎日創作活動を行う他、自宅のアトリエでもキャンバスに向かいます。現物を見ながら描くのではなく、頭にイメージしたものを下描きもせず、感じたものを直感で描くため、素直で大胆な作品をつくりあげています。